赤ちゃんの付き添い入院をして分かったこと、食事や持ち物について
このところ、やっと三男の病気との付き合い方が上手くなり、生活にも余裕が出てきました。
赤ちゃんの突然の入院で感じた事をまとめておきたいと思います。
後半で実際に入院時に持っていた『持ち物リスト』もまとめておきますね。
三男は生後2ヶ月、3ヶ月、9ヶ月での入院生活を経験し、大変ながらも最後は付き添いを楽しめるようになっていました。
付き添い入院も事前に知っておけば少しは楽になれるヒントがあるかなと思います。
目次
赤ちゃんとの入院は想像以上の大変さだった
まず、三男の病気について書いておきます。
水腎症および膀胱尿管逆流症が発覚するまで、その経過
三男は生まれる前日にエコーで異常が見つかりました。
生まれてから3日後に産婦人科の先生のエコー診断で(おそらく水腎症だろうから)一ヶ月検診後に総合病院を受診するよう紹介状をもらいました。
そのときは発熱に注意するようにとのアドバイスをもらっていました。
生後1ヶ月が過ぎ、病院で診てもらったところ左の腎臓のグレード1~2の水腎症との診断を受けました。
この程度では特に問題もなく、自然に治るケースが多いので2歳くらいまで経過観察と聞いて完全に安心していました。
何の問題もなく順調に育っていて2ヶ月に入ったところで異変が起きました。
オムツの前の方に膿のようなものが付くことが数回あり、気になったので病院に相談。
すぐに診察に来るようにと受診しました。
結果、急性腎盂腎炎。
熱がなかったのでいったん帰宅しましたがその日の夜に38℃を超え時間外受診。
そのまま10日間の入院となりました。
入院中やその後の検査で左右の腎臓の大きさが左は普通の半分、右は2倍と大きさが全く違うこと、さらには膀胱尿管逆流症であることが分かりました。
膀胱尿管逆流症はグレード5、素人ながらネットで見れる医学論文に載っていた造影検査のレントゲン写真と三男の検査の写真はほぼ見た目同じ。
つまりこの病気の中でも程度が重いということでした。
そこから1か月後、生後3ヶ月に入ったときに同じく急性腎盂腎炎で再度の入院。
またもや10日間の入院生活。
しばらく落ち着いていたものの、生後9か月になる少し前にまたもや急性腎盂腎炎。
どれも熱が出て、尿検査で診断されます。
3回目は少し長く12日間の入院、点滴による抗生剤投与です。
今後は再発頻度が多いため年内に逆流症のための手術を受ける予定です。
三男の場合は特に、熱が出ることで入院になるため、それは突然やってきます。
入院の手配、生活の段取りで一気に忙しくなります。
夫との連携が重要でした。
熱が出ていると気が付いたときには『マジか!?』間違いであってほしい、と思うのですが急激に苦しそうになる三男、とにかく病院に連絡。
とりあえずの荷物(三男のオムツや着替え、保湿剤など最低限のもの)をバッグに詰めて病院へ。
親の私からすれば急性腎盂腎炎、間違いない!と言いたいところですが、そうもいかず問診やら書類書きやらですぐに処置には入れない。
尿検査の結果を見て点滴、投薬
どうやら左利きらしい(最近分かった)息子のために『すみません、点滴は右手にお願いします』の一言を忘れてはいけない。
1度目はこちらも要領を得てないので左手の親指で指しゃぶりができず寝せるのに苦労した。
入院中に他の付き添いママから、点滴してるってことは腎系ですか?と聞かれて気付いたのだけど、どうやら腎臓系(というのかどうかは知らないけど)の病気の子は点滴が外せないらしい。
入院してから退院する直前までずっと。
腎盂腎炎の場合は1歳未満の赤ちゃんには飲み薬より点滴が良いかららしいけど。
これが地味に大変でどこに行くにも三男を抱っこして、点滴をゴロゴロ引っ張って移動しないといけないんです。
腕力付きました。
入院生活はこんな感じ
- 調子の悪い三男のお世話
- 自分の時間はほぼない
- プライバシーもほぼない
- 長男、次男の生活の段取り、確認
入院中はかなりのマルチタスク。
幸いながら、夫が家のことを把握してくれているので、今日は〇〇ゴミの日、とか洗濯の洗剤がどれで、買い置きのストックはあれとこれで等は考える必要はない。
結婚して14年、最初は家のことを一切しない夫がよくまあここまで変わってくれたものだ。
この点は非常に感謝してます。
病棟にいると、外の空気が一切入ってこない(何なら三男はたいてい陰圧病室)外が暑いのか寒いのかも分からない非日常の空間。
そんな場所にいて、そういえば長男はリコーダーを用意しないといけなかったとか、次男はお弁当がいるとか、歯医者の予約を変更するとか、そういう作業が意外にも負担だった。
病棟内は電話ができるところが限られているし、基本的に三男と離れられることができないので電話するタイミングを取りづらい。
入院生活できついのは最初の3日間、その後は慣れる
朝から何度も検温、先生の診察、担当看護師さんは定期的に何度も様子を見に来てくれる。
点滴がなくなったらナースコールするし、点滴の中に薬を入れに来たりもある。
状況によって沐浴ができたり、清拭してくれたりもある。
入院中も平日は忙しい。
そのリズムに慣れてくるとずいぶん楽になる。
後は忙しそうにしている看護師さんには申し訳ないけど、分からないことや何ができるかはしっかり聞いた方がいい。
電子レンジやお湯のありか、シャワーの使用やコインランドリーの場所など。
入院生活が快適になる努力を惜しんではもったいないと思った。
これはおすすめとは言えないが、他の付き添いママに話せる人がいると色々教えてもらえる。
付き添いの食事事情、授乳中のおすすめ食事
三男がお世話になっている病院は付き添いの人の食事提供はない。
別料金でも自己負担でもなんでもいいから利用ができるとかなりありがたいんだけど。
付き添いはあくまで付き添い、ないものは仕方ない。
とはいえ、最初の2回の入院は母乳しか飲まない、3回目の入院は離乳食の2回食だった三男。
生後2ヶ月では当然離乳食も食べないのでどうしても質の良い食事がしたかった。
昨今の新型コロナの影響もあり、外出もできず病院内のコンビニで調達するしかなかったので最終的にはサトウのごはんとフリーズドライのお味噌汁が定番となった。
実家が農家の私、普段ならサトウのごはんなんかは見向きもしないが入院中は大助かり。
ただでさえ疲れが取れない入院生活。
高カロリーのものを採ると乳腺炎が怖い。
実際に2回目の入院時は乳腺炎になりかけたが、なんと小児病棟なのに助産師さんがいて、マッサージしてもらい事なきを得た。
付き添いが倒れたらそれこそ迷惑かけるので助かった。
それからは、朝はコーヒー(完母ですがごめんなさい)とパンなどを適当にかじって済ませて、お昼と夜は白ご飯かおにぎり、お味噌汁やサラダを中心に食べた。
ちなみに、付き添いの食費はけっこうなものだった。
3食分に水分補給のお水で1日1,000円以上軽く使う。(三男には申し訳ないが共済保険に入っていてよかった。掛け金は普通の子より高いけど、急な出費をまかなえる。)
他の付き添いママ(パパもいたけど)との会話にも自分の食費がかかるという話題が必ず出てくるほどだった。
入院中にあると便利な持ち物、退院時の注意点
とりあえず赤ちゃんが普段使うものはすべている。
おむつに着替えにガーゼやタオル類。
いつも使うおもちゃやおしゃぶり。
それに、保湿クリームや綿棒、爪切りなど。
数日の入院なら何とかなるだろうが1週間以上続くようであればあった方がよい。
沐浴をさせてもらえる場合はバスタオル、ガーゼ、ボディソープも必要。
付き添いの場合は着替え以外ではお風呂セット(シャワーが使える場合)。
サンダル(もしくは脱ぎ履きが楽な靴、外来に検査に行ったりコンビニに行ったり病棟の外に出ることもあるのでいわゆるスリッパよりクロックスやビルケンシュトックなどのサンダルがおすすめ)。
イヤホン、爪切りなど。
食事用に耐熱のカップお味噌汁とかコーヒー用、お箸やスプーンを洗う洗剤とスポンジ、可能なら小さめの水切りかごや布巾など、あるとなおよし。
こういうザルとボールがセットになっているものが便利。
100均なんかにも売っています。
後はちょっとした気分転換になるもの、私の場合はドリップコーヒー。
コーヒーなど、息抜きに持ち込むものはケチらずに自分にとってちょっと贅沢なものを用意するとよりリフレッシュになるのでおすすめ。
赤ちゃんにも付き添いの大人にも言えることだが、病棟内は空調が整っているので快適。
真冬でも半袖や薄手の長袖で十分でした。
逆に真夏でも快適、夏場は基本的に半袖だが寒すぎるので羽織れる上着があると良い。
外の気温が分からず退院時は寒すぎたり暑すぎたりでびっくり。
帰るときの服装も事前に確認しておくと安心でした。
離乳食時期の赤ちゃんはさらに対策が必要!
離乳食を食べるからって食事用いすがあるわけではなく、離乳食が出されるだけ。
エプロンやカトラリーも必要です。
食べる場所は当然自分のベッドスペース。
食べ物をこぼそうが投げようが掃除もできません。
なので、大きめの防水シーツなんかがあると便利。
人によってはバンボを持ち込んでいる人も。
子どもをベッドに座らせて、左手で落ちないようにガードして、右手でテーブルに乗せたご飯をすくって食べさせる、こぼしたらできるだけ早めに拾っておく。
これが毎回。
まぁ、何事も経験です。
実際に入院時に持って行ったもののリスト
赤ちゃんとの入院時、持ち物リスト
赤ちゃんのもの
- 衣類(肌着・退院時の洋服・ガーゼ・バスタオル・ハンドタオルなど)
- オムツ、おしりふき
- 食事グッズ(エプロン・カトラリー・おやつ・防水シーツ・チェアベルトやバンボなど)
- おもちゃ、絵本(病院によっては借りれるものもあり)
- お風呂セット(ボディーソープ・保湿剤・お風呂用ガーゼ)
- 赤ちゃん用爪切り
- 抱っこ紐
付き添い用
- 着替え(洋服・パジャマ・下着)
- 化粧品
- お風呂セット(シャンプー類・ドライヤー・洗顔・ボディタオル)
- 携帯充電器、PC
- 院内の移動用サンダル
- 食事(さとうのごはん・インスタント味噌汁・ドリップコーヒー・おやつ・野菜ジュース)
- 食事備品(耐熱カップ・箸・スポンジ・洗剤・水切りかご)
- 洗濯用品(洗濯ネット・洗剤・洗濯物入れ用エコバッグ)
まとめ
夜の小児病棟は阿鼻叫喚(^^;
あちらこちらから泣き声が聞こえます。
様々な原因で入院している赤ちゃんたち、ただでさえ身体の調子が良くないのにいつもの慣れた場所とは違う環境で辛いですよね。
赤ちゃんの病気のケアをすることが最優先なので、完全に忘れられがちだけど付き添いのパパママも赤ちゃんのために必死なんですよね。
辛そうなわが子を前に弱音を吐いちゃいけない気がするけど、辛い時はつらいと言っていいと思う。
付き添いのパパママも赤ちゃんも少しでも快適に過ごせる入院生活になることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。